古いテレビドラマだが自分が生まれる前のドラマにもかかわらず血縁、因習、家名、エログロと魅せつけてくる。特に戦後の東京の何気ない闇市、米軍、街娼、ネオン妖しい社交界とリアルにその時代に生きてた人が作ってるからだろうか生々しい。もちろん、ドラマの内容も引き付けてきてあっといまに1話1話と進んでいく。
最近では「ファスト映画」という2時間の映画を10分程度にまとめたYOUTUBEの動画が流行っており、映画業界の人たちがそうした動画をアップロードした人達に法的措置を取るそうだ。
著作権侵害はいけないことだ。
一方で2時間を10分に集約可能であり、それを見た多くの人がそれで満足できてしまう内容の映画だったのだろうかと思ってしまう。
前述の古谷一行版の金田一耕助は一つの物語に対して約50分程の話が約4回ある。4時間だ。それがいくつもある(石坂浩二版の金田一耕助の映画もいくつもある。これもいい)。私はそれをピ~ヒョロロロ~♪やぁ、僕、金田一耕助!から終までの1分1秒も見逃したくない。